

ようこそ福井、越前の地へ。日本産業衛生学会の歴史が始まって数えること83年、初の福井開催となります。折しも、世は未曾有の大不況であり、厳しい状況での学会となることが予想されます。産業構造の変化が進み、グローバル化する経済の元、産業保健を一つの企業体や健康保険組合の中で工夫することは当然として、今こそ、広範な職域、職域を越えての地域、さらにアジアの中で問い直す好機であるとも言えましょう。
そこでメインテーマは「21世紀の新しい産業保健」としました。働き甲斐のある雇用が行き渡り、ワークライフバランスが生かされ、高齢者になっても能力が発揮され、そしてアジアの中で品位ある産業国家の民として尊敬される。こんなに良いことはないでしょう。その理想実現に産業衛生学が基礎から貢献することを願っています。
福井を遠く感じられる人もいるかも知れません。しかし、熊本、青森をそれぞれ朝一番にJRで出立すれば、お昼過ぎにはほぼ同時に福井に到着します。北海道からはお隣の石川県小松空港まで直行便が出ており、そこからバスで1時間です。大阪や愛知からは特急に乗って2時間で到着します。東京からは飛行機や新幹線といった手段があります。そう考えると、福井は決して遠くありません。
福井の知事も医師会長も労働局長も首を長くして待っているとおっしゃっています。なによりも北陸甲信越地方会のメンバーが英知を集めた企画で待っています。